全ての始まりは音楽の時間だった


卒業式で歌う歌の歌詞テストの答え合わせを班でしている時だった

「ここは、[仰げば尊し]だよね」
「アホ毛は尊し?」

.....


千代の空耳発言に皆静まり返る

『でっでも、アホ毛は尊いよ?!いっ磯貝くんとかさ』
そう言って、私は千代をフォローした


「そっか」

良かった
反応してくれた







でも、私は気づかなかったんだ

その時、千代が









私を睨んでいたことに