君の幸せを

「寒い。こっちきて」


座ってる晴翔の腰に手を伸ばして私の方に引き寄せた。
晴翔は特に抵抗せずに私にされるがままこっちに倒れてきた。


「痛い。あと朝だから起きるの当たり前」

「じゃあおはようのチュー」


冗談を交えた意地悪な言葉。

だけど、そんな意地悪な言葉に晴翔は一切動揺はしない。