君の幸せを


そんなやり取りをしてると晴翔は勢いよく私がかけていた布団をはがした。


さむ…

ただ単に心の中でイラつきとともに思った。
私は晴翔ほど寝起きが良いわけじゃない。
寝るときもそうだ。

寝相が良くて全然動かない晴翔に対して
私はうねうねと動いてるらしくていつも朝になると晴翔に「今日も一段と移動したね」とか言われる。

その度に「あー、また迷惑かけた。嫌われたかも」なんて思ったりもする。


何か行動するたびに確認するように私は頭で一度イメージする。

晴翔の性格だから何か言ったらこう返ってくる、とか慎重に。