君の幸せを





「んっ…」


頭を撫でられてることに気づいたのかうめき声をあげてくねくね動き出した。


やば、起こしちゃったかも。


そんなことを思って寝かしつけようとして起こしていた上半身をまたベッドに寝かせると

晴翔はうっすら目を開けて、
半分剥がされている布団を私にかけて
私の冷たくなった身体を抱きしめてまたスヤスヤと寝息を立て始めた。



「ふふっ」


その子どもみたいな大人みたいなわけのわからない彼の行動に思わず笑ってしまう。