君の幸せを

きっと、私が彼を傷つけている。
仮面の笑顔をつくらせてる。
彼を救いたくて傍にいるのに
それを酷くしてるのはいつも、傍にいる私だった。



そっと、猫みたいな顔と髪の毛と仕草をする彼の頭を撫でた。

ふわふわするわけでもない
ちょっと茶色い毛があちこちに跳ねている。


晴翔の性格そのものが髪の毛みたいだ。