柊翔くんは私を好きだって言ったけど彼女になってほしいとは言わなかった。 まぁ、彼女以上の関係ではあるから言うわけないんだけどやっぱり不安にもなるよね。 はぁ。だめだ。もう考えるの辞めよ。 「愛梨っ?」 後ろを振り向くとそこには柊翔くんがいた。 柊翔くん曰く教室を覗いたら私がいなくて探しに来てくれたらしい。 「何してるの…?」 柊翔くんは私の隣に座ると首を傾げながら私を見た。 何してたって柊翔くんの事を考えてたなんて口が裂けても言えないよ。