「でも…優くんはもういないんだよ。」 そんな事は分かってる、優はもういないこと でも、いないからって他の人を好きになるって事は優を裏切る事になるんじゃないかって。 優は私が好きなまま亡くなっちゃった。 それなのに私だけ新しい恋にいくなんてダメな気がするの。 「…まぁ、考えなさい。」 祈里とカフェをした帰り道。 優とよく来ていた優の家の近所の公園に来た。 何も変わっていない公園。 変わったのは優が隣にいない事くらいで。 「…優。」