愛梨のカバンがまだあるという事は帰ってはいないということだから探せばいる。



「俺、探してくる。」



生徒会室を出て校内を探した。
屋上に入ると愛梨の姿があった。
屋上なんか何してるんだよ。



「……優、そっちは寂しい?優に会いたいよ。」



愛梨は床に座り込んで泣いていた。
やっぱり愛梨の中にまだ優って奴がいたんだ。
その事にショックを受けながらどう話しかけようか考えていた



でも、どんなに考えても言葉が見つからなくて。