私はあなたの婚約者






「じゃあね」



俺たちが社長室に出ると



「柊翔っ」



「なんだよ、母さん」



突然母さんが何かを持って追いかけて来た



「これ、これは大事だから」



そう言って渡された紙袋、



「お家で開けなさい」



そう言って愛梨の方を見るとニコニコして社長室に戻って行った