柊翔くんは少し顔を赤く染めてバツが悪そうに私から目を逸らした。
私は状況が分からないのと私の心の中にあった不安が溶けていく事に気付いた。
「愛梨…なんで泣いてんだよ、」
「ごめん、嬉しくて…//」
気付いたら涙が溢れていた。
私は本当にバカだ、少しでも柊翔くんの気持ちを疑うなんて
こんな素敵なプレゼントをしてくれたのに
「柊翔くんありがとう…!」
「おまっ、抱き着くなよっ」
私は強く柊翔くんに抱き着くと柊翔くんも私を優しく抱き締めてくれた。
私こんな柊翔くんの事が大好きになってる。
疑ったりしてごめんね。
「本当にそれで良かった…?」
「柊翔くんがくれたものなら何でも嬉しいよ」
私は貰った指輪を見て微笑んだ。
こんなに嬉しいプレゼント今まで初めて。
「ずっと不安にさせてごめんな。」
「えっ…」

