「ヤバ……本当、花音先輩っ…なんで、そんな可愛いんだよ!」 「えぇ!?」 颯は、何を言ってるんだろう!? 可愛いとか、ヤメテほしい。 これいじょう赤くなったら、アイスクリームみたいに、溶けてドロドロになる!! 「っ……花音先輩、ちょっと失礼します!」 ーガバッ!! 「わっ!?」 颯は、ギュウウッと強く私を抱き締める。 そして、何かを堪えるように、「ふうぅーっ」と息をはいた。 その吐息が耳にかかって、こそばゆい。