俺だけを見てろ

やるしかねぇ!!!

パッパと衣装に着替えた俺はそっと箱から出た。

「「「「「キャャャャャヤ!!」」」」」

叫び声が響いたと同時にカメラのシャッター音が響き渡る。

「っ////////////」

これは、恥ずかしすぎる。

「王子が赤くなってるー!!」
「キャャヤ!!可愛い!!」

いや、本当に恥ずかしすぎる。
許されるのなら今すぐ家に帰りたい。

いや、でも俺は今だけ王子様だ!!!
キラキラスマイルを心がけるんだ!!!!

無駄にキラキラスマイルを振りまけながら本部に少し急いで向かった。