俺だけを見てろ

枕の代わりになればなと腕を伸ばすと紘は赤くなりながらも俺の隣で横になった。

…………うわぁ、近い。
すごく近いよ紘の顔がすぐそばにある。

「///////////近いね」
「近いな//////////」

お互い目線をどこに向ければいいのかキョロキョロしているとあくびが重なった。

「「ふぁぁぁ………」」

あ…………凄い偶然。

「「プッ………ハハハ」」

しばらく笑いあったあと紘は目をトロンとさせた。

「………眠い?」
「……………うん」

そりゃそうだよな。
俺の分までお弁当を作ってるわけだし。