俺だけを見てろ

紘とお昼の約束をしてから次の日、俺は弁当を持ってルンルン気分になりながら図書室に向かった。

ガラガラガラ………。

扉を開けると目を丸くした紘がいた。

「フフッ、なに?その表情」

可愛すぎるからやめてほしい。

「いや、まさか来るなんて………」
「来るに決まってんでしょ?」

紘と会えるんだから絶対に行くよ。
なんて正直に言えればなぁ………。

そっとさりなげなく紘の隣に座った。
………なんか、恋人みたい///////////

もし、紘と付き合えることができたら……。
想像しただけでどうにかなりそうだからやめておこう。