「お大事に」 そう言い残し 玄関に向かわんとする拓海の、 その背中に真理子は抱きついた。 腹部のあたりに腕をまわし、その美乳は確かに拓海の背中に潰れている。 「拓海…抱いて…?」 その真理子の腕が下にするりと伸びた。 「やめろよ…進んで身体だけの女になる事もねぇだろ」 拓海は腕が絡んだまま玄関に押し進もうとするが、酔いがまわっているせいか足がおぼつかない。