「聞けば良かった…な」 じーはそう小さく呟いたが、誰に届く事もなく消えていった。 一方場面は変わってここは池袋―。 「飲め飲め!コールかけまーす!はい!」 アルコール臭がひどく漂う居酒屋の一角で、関治大サークルの飲み会が盛大に執り行われた。 数多の男女が仲良く酌み交わす中、一人だけその様を見ているだけの男がいた。