そうして時は過ぎ、 あっという間に二年生の夏が来た。 相も変わらずさやかはいい男漁りに、 じーはダイエットと松本清張著筆の作品読破に熱を上げている。 本日も夏休み真っ只中。 じーは自室で黒革の手帳読破に没頭していた。 そんな中、さやかから一本の電話がやって来た。 通話時間こそ長かったが、趣旨を要約すればこうだ。 【後楽園のプールのただ券が手に入ったから行きましょう。行かないならぶっころ(ハート)】