「じー!また太ったでしょう!?何回も痩せろ痩せろ言ってるのに!」 巻き髪をぶわりと揺らし、例の美女さやかはまた怒りを現わにした。 「せっかくじーは痩せたらかわいいのに!ねぇじー聞いてるの!?」 じーはさやかの助言など上の空。 登校途中のコンビニで買い上げた飴をペロペロと舐め始め、これおいしいよさやかなんて笑ってる始末である。