シャンプーを施し、パーマを丁寧に巻き 上げ、ロングエクステを美しく紡ぐ。 その過程の中で、じーは富士中というこのスタイリストにひどく心を持っていかれている事に気づいた。 その話し調や表情、仕草全てが人を和ませ、会話を弾ませる。 ひたすらに不思議な女性だと、じーは感じた。 「そっか。じーちゃん彼氏さんと別れたんだぁ」