「俺様がわざわざ大学まで迎えに行ってやったのを…お前は何やってんだよ。 ゼミじゃなかったのかよ」 拓海は怪訝な表情でげしげしとベッドのじーを足で圧迫する。 【あいつはひもだって…】 ゼミ室での会話がじーの脳内でリフレインされる。 じーはすくりと立ち上がった。