「梨々華ー、もう5時間目終わったぞ?」

「えっ!?あ、すぐ片付けます……!」


ぼーっとしちゃった……。


「体調でも悪いか?」


私の顔に近づいてくる先生の顔。


「平気……ですから」


近い距離に、熱が一気に上がってしまう。


「そう?もし悪くなったらいつでも言うんだぞ?」


また優しく笑った。


どんだけ、ドキドキさせる気ですか……?