「どうだった、卒業式?ステージには立てたの?」
「はい!ちゃんと卒業証書受け取りました。」
「それは良かった!」
これも全て。
「山田先生のお蔭です。ありがとうございます」
床に視線を移して、ペコッとお辞儀をした。
そんな私を見た先生は、こっちに近づいて。
「なに言ってんの。保健室登校を頑張った梨々華の実力でしょ」
「せ…先生…」
いつの間にか床にあった視線が、先生の視界になってて。
覗き込まれていた。
「本当によく2年間頑張ったな!」
「はい…っ。」
そう言われるのが、嬉しくて嬉しくて…。
いつの間にか、頬には涙が伝っていた。
「俺は今年、梨々華の世話してやれなかったけど。よく今日まで登校したな」
「それは目標があったからだと思います…」
「目標?なんか決めてたのか?」
卒業したら、堂々と山田先生の彼女になれるって。
だから目標達成するためにも頑張ってた。



