保健室の先生と私。




「告白の答え、決まったかな?」



ドクン。


そう心臓が音を鳴らした。



「正直な答え聞かせて」



やっぱり言わないといけないんだ。


例え、それが残酷な答えだとしても。



「ごめんなさい…山崎先生」



ペコッと頭を下げて、床が視界に入る。



「知ってる。でも今くらい呼び捨てしてよ」

「え?」

「“大和”ってさ」

「…大和」

「うん」



きっと山崎先生は辛い。


無理して笑ってる。


もしも山田先生に、私が振られたら立ち直れない。


本当に山崎先生、ごめんなさい……。



「ハァ。スッキリした。ハッキリ振ってもらって良かったよ。ありがとう」

「…そうですか」



どうして。山崎先生は“ありがとう”なんて言えるの?


私は残酷にも振ったんだよ?



「大和のお人好し…」

「いいじゃん。なんかヒーローみたいで」



そうだね。


ヒーローみたいに、カッコイイかもしれないね。