いつもの穏やかな優しい笑顔も消えていた。 もしかして……私を庇ってくれたの? 『蓮斗先生……どうして……っ!私には冷たいんですかっ!?』 後藤さんは涙目で先生に訴えてから、保健室を出て行った。 その様子を見た女子たちも後藤さんを追いかけて、保健室は私と山田先生だけの二人になった。