「ん……。梨々華ちゃん?ふぁー……」 眠そうに両手で目を擦る。 「あ、起きちゃいましたか……!?すいません……」 触れたのが、間違いだったのかな。 「気にしなくていいよ。ちょうど嫌な夢見てたらから起こされて良かった(笑)」 頭をかきながら、少し照れたような笑顔で言う先生。 そういうとこ……本当にズルいよ。 私のこと気遣って、気にさせないようにしてくれてるんでしょ?