「ふぁー……俺寝るから生徒来たら起こして。」

「えっ!山田先生って!もう寝てるし……」


こんなんで、よく先生になれたなぁ。


私は毛布を先生の肩にかけてあげた。


フフ。気持ち良さそうに寝てる、寝てる。


眠る先生は、まるで小さな子供みたいで微笑まずにはいられなかった。


「……トマトさん!こっち来ちゃ駄目。駄目だってばー……!」


ん?


……トマト?


あぁ、夢でも見てるのか。