「俺も思ったよりワガママで、また梨々華に嫉妬しちゃった」

「え?」



…嫉妬?



「春島。彼奴の名前だけでも梨々華から聞くと腹立つっていうか(笑)」

「バカ…私は先生だけだし…」

「うん。俺も梨々華だけ」



長くて先生の唇に溺れるようなキスを交わした。


良かった…仲直り出来て。


屋上から出て階段を下りてる時。



「梨々華ちゃん…!」

「由花!次、音楽?」



音楽の教科書を胸に当てて、上がってくる由花に会った。


1人で移動かな…?



「職員室に用あっから先行ってるわ~遅刻すんなよ」


先生は気を遣ってくれたのか、二人にしてくれた。