「白雪先輩……大丈夫ですか?」 声に反応して後ろを振り向くと、春島くんが悲しい表情で立っていた。 急いで涙を拭いて、笑顔を見せる。 「大丈夫だよ。ほらバスケの練習に戻って?」 「僕のせいですいませんでした……弱虫だから……」 「あれは優しい人見つけていじめしてる彼奴らが悪いんだから気にしないの!」 「白雪先輩……保健室に行きましょう!」 「え!?ちょっと……!?春島くん!?」 腕を掴まれて、強引に春島くんに連れて行かれる。