ガラガラ──。 「モテるからって調子乗んな……ばーか!」 誰もいない保健室で、私は大きな声で叫んだ。 嫉妬かもしれない……。 別に、ほ、惚れてなんか……ないし? ただ何となくイライラしただけで。 「おいおい。馬鹿デカい声で叫ぶんじゃないよ」 「……聞こえてたんですか?」 「あぁ。廊下にすごい響いてたよ」 「そうですか、私そろそろ帰ります」 「そうか。明日も来いよ?待ってから」 「気分が乗ればねー」 私は適当な返事をして、保健室から出て行った。