「本当?良かった!」


トマトの煮物が気になってたみたいだったから、少し分けてあげたんだ。


そしたら、美味しいって気に入ったみたい。


「羨ましいです。こんな美味しいお弁当作れるなんて。」

「春島くんはお弁当自分で?」


「いえ、彼女に作ってもらってます。」

「なんだ!彼女居るんじゃん!」


やっぱり、そうだよねーっ!


綺麗な顔立ちしてるし、女子がほっとくはずない。


「まぁー……(笑)」


あんまり嬉しくなさそうに笑った。


彼女に作ってもらってるのに、どうしてだろう?