「先生…ごめん…っ。」


私のせいで見つかれば処分されてしまう。


それだけは絶対になってはいけない。


もし処分されるなら、私がされたい。


先生は何にも悪くないのだから。


お願い……神様。


どうか、山田先生を見守ってあげて?


あんな魅力のある先生は、絶対に学校に居なきゃダメだ。


私が過去に関わったあんな最低な教師は、世の中に必要ない。


まっすぐなあの優しい山田先生しか必要ないんだ。