「…あの〜、神崎くん?どうしましたか?」 訳が分からなすぎて神崎くんに説明を求めるが、何も返ってこない。 ど、ど、どうすればいいこの状況?! そろそろ離して欲しいよ!その手を!! そう思っていと、今まで固まっていた神崎くんの口が開いた。 「橋本」 「は、はいぃ!」 初めて名前呼ばれた!? 私の名前知ってたんだ…。いや、クラスメイトだし当たり前か。 名前を呼ばれたことにビックリしたが、 本当の衝撃的なのはこの先の言葉だった。 「――俺と付き合って」 「……え?……えぇっ!?」