人と深く関わりを持てない事に締感を抱いていた自分だったが、この所考え方が変わってきた。


──上辺だけでいいんじゃないの?

人と人の関わり合いの深さを求めるけど、それは何の為?
これから人と付き合っていく中で、それはそんなに重要?
仲良い人とどこかに遊びに行った、などの既成事実が欲しいだけじゃ?

今は"自分にできる事"をやれれば、それでいいじゃない──


心の奥の声に諭され、荒んでひねくれていた僕は徐々に落ち着いていった。
獰猛で人を寄せ付けないネコの前にマタタビが置かれたように。

僕の内側で、鋭く尖っていた爪が、丸く触っても傷付かないほどになっていってる感覚があった。

──考え方が変わっていく。

当時は気にも止めてる余裕はなかったが、その時の自分を今思い返すと、"変革の時期"に入っていたような気がする。

遊びに出るのが億劫とか格好つけた言い訳や、人混みには緊張して震えるかもといった臆病風は捨てて。


自分の本質を受け入れて。