自分の単純な深層心理に腹が立つ。

相手が美味しそうなエサを見せたら、その相手がどうしてエサをくれるのか、どうして自分なのか、そういった事を全く考えずに、喜んでエサに飛び付く。エテ公だった。

飛び付いた後に、すごい自己嫌悪に襲われる。


そんな自分を改めて意識したのは、中が結婚式を挙げてからだろう。


久々に中から連絡があった。

疎遠になっていた中とのやり取りは懐かしかった。

大学生の頃、一緒に遊び回っていた記憶が甦る。

ほとんどカラオケ、ボーリングのみだったが(僕の知る範囲では)、そういう所には必ず女の子も同伴していた。

もちろん、中が呼んだ子だった。
色々な子に手を回し、欲求を満たす姿には、あんまりいい印象は持たれなかったろう。

だが、中はわかっていたのだ。大学生だからこその特権を、多いに活用していただけだったのだ。

その理由に、こうして中は結婚式を挙げる。

それでもやはり、僕の知ってる中とは大分違う姿に、羨望した。