流れていく認めがたい現実。
確実に変化していく心情。
人と話す事が格段に減り、自分の中の"自分"と会話する事が圧倒的に増えた頃。
僕の内心にはいつしか、独善的な自分が極めて成長していっていた。
何をしていても自分は正しい。
どんな事があっても自分は正解を選ぶ。
自分で新たに築き上げた塔は、天にも届きそうで、荘厳だった。
ただ、誰もそこに入ろうともしてない事は置いておいて。
その塔が高くなるのと同時に、相手の顔色を常に伺う、愛想笑いだけが上手になっている自分もいた。
他人からどんな評価を下されるのか、気に止めてない風を装いながら、裏では耳から入る情報に正面からかじりついていた。
独善的で、自分の意見が正しいと信じる、プラス思考の自分と、相手にどう思われるか、どう評価されるか常にビクビクしているマイナスの自分。
両方の相反する自分は、友達"と昔は呼んでいた"人と接しなくなった自分が苦肉の策で作り出したのだろうと思う。

