少女がテキパキと手際よく綺麗な花束へと仕上げていく。 それはまるで…青く綺麗な宝石のように姿を変えていく。 「お待たせしました、こちらになります」 「ありがとうございます」 そうして必要な代金を払い、店のドアノブへと手をかける。 「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております…!」 ―――花のような笑顔を咲かせ、少女は俺を見送った。 花屋を出て、徒歩20分。 俺はある人の元へ向かった。