しかし、ある程度になると席替えの

時期になった。私は何とも無いような

振りをしたけどほんとは席替えなんて

したくなかった。だって多分離れたら

一気に話せなくなる。案の定、丸井

とは離れてしまった。離れたといっても

右斜め後ろの班だった。でも男子列と

女子列は違うからやっぱり離れていると

言うんだろうか。とにかく一気に話す

機会は減ってしまった。そして一番厄介

だったのは変に視界に丸井の状況が入って

来てしまう事だ。だから話さないといけない

事で隣の席の女子と話していたりするのが

見えたりするとなんだかモヤモヤした。

仕方の無い事だと頭では分かっているのに

気持ちが納得してくれなかった。