「だって、男嫌いなんでしょう?緋那は美人だし」 一目ぼれされちゃうよ。 ぼそっとつぶやいた。 「私が嫌ではなく、沙羅が嫌なんでしょう」 ぼりっというせんべいが砕ける音。 「年下クンが私の事好きになるのが嫌なのは、沙羅なんでしょう」 何も考えなくなる。 は~とため息をつかれた。 「では、質問を変えるよ」 今度は何を質問されるのだろう。 内心どきどきした。