真剣な瞳で聞かれた。 「う~ん。わからない。だから、速水クン。私に告白しても無駄だよ?」 なるべく明るく言う。 「今なら、告白取り消せれるよ?」 冗談に聞こえない。 速水クンは私に近づいた。 何か、されるっ! そう思い、目をつぶってしまった。 急に抱きしめられた。 「え?え?」 「そんなこと言うなよ」 甘くかすれた声。