「はい。参考書を・・・」 そうか~。参考書かぁ~。 「沙羅さんは?」 いつの間にか、沙羅さんと呼ばれているし。 「私は、少し調べたいことがあってね」 「そうなんですか~」 まさか、あなたを誘う方法とは知らないだろう。 「調べ終わりましたか?」 「はい」 あなたがいるので、後日だな。 「では、少しブラブラでもしませんか?」 これって・・・ 「校則で違反だったら、ダメですよね」