「『今日は、いい天気ですね』が沙羅」


「『そうですね。天気が良いと、心が晴れますね』が年下クン」


次々と、メールを見ていくが。


「全部、天気やニュースの話ばかりじゃないの!!」


「だって、何をメールしたら良いのかわからないもん!」


男の子とは、メールするの初めて。


「じゃぁ、デートに誘いなさい」


「は」


また無茶な難題を。


「メルアドのときは、年下クンから誘った。」


探偵のように、言う緋那。


「次は、沙羅の番よ」


びしっと、効果音がつくような指し方。