何か、勘違いしている~


そう思い、声を出した。


「いえ。違うのです。私も、今日言おうとしていました」



今度はあっちがすっ呆けた声。


「アドレス聞くの・・・」


照れながら言った。


意味を理解したのか、ものすごい笑顔で無事にメルアドを交換した。


・・・ありがとう。緋那。


空から、わたしのおかげよ。


そんな声が聞こえてきそう。