いちゃつく恋人は、大嫌いなのに。 傍から見れば、完全にそう見えるだろう。 そう思うと、恥ずかしくなって髪から外した。 お互い、きまずい沈黙のままで。 「ごめん」 そう謝った。 「いえ」 完全に、わかっているだろう。 傍から見た、私たちを。 その気まずい雰囲気のまま、電車から降りた。 学校に行くまで、そのことを考えていた。 やばいな~