歌舞伎町の似合う(?)女


歌舞伎町って街は、朝から晩まで、どっかしら、チカチカチカチカしている街だ。

それは、電光掲示板だったり、パトカーのパトライトだったりするという物騒な街でもある。

俺を、朝っぱらから、少しも悪びれることなく呼び出した野郎、夏川杏子は、すぐに見つかった。

柔らかな丹色のプリーツスカートで、モダンに整えてきたらしい彼女の姿は、毒々しく派手な電光装飾の街から、浮いていた。