バンッと音を立ててドアを閉め、ドンドン踏み鳴らしながら階段を下る。


「な、なにあれ…」

自分が思ったよりも力が抜けてしまい、へにゃっと座り込む。


「わたし…キス、された?」
なんで、どうしてあんなこと。

半ば放心状態でキッチンへ行き、ミルクティーを作り始める。

「広い…」
そう、広すぎるんです。

「ミルク多い方がいいのかな…それとも少なめ?」

なんか少なめが好きそうだけどめっちゃ入れてやれ!
通常より多めにミルクを入れた。