「え、あの…なんで鍵閉めて…」

「俺のことご主人様って呼べ」


「え…?」

大神くんがこわい。いつもと違う。
あんないじわるそうな顔見たことない。


「俺はお前のご主人様なんだよ、ほら呼べ」

「大神くんおかしいよ…熱でもあるの…?」


歩み寄り、大神くんのおでこに自分のおでこをくっつける。


「うーん、熱はなさそうだけど…」



「なあお前誘ってんの?」

誘ってるってなに…?
私なにかに誘ったっけ…?

「えっ…?」