ハァ…………ハァ…………

荒い息を整えるために私は深呼吸を1回。

そして、走ってきた方向と校舎の屋上を交互に見た。

途端に寒気がする。

今、何があったのだろうか。

考えてると、ほずが目を開ける。

そして、今生きていることがわかるとポロポロと涙を流した。

それから私は泣きそうになりながらも必死に言葉を紡いだ。

ごめんね……あのとき、声かければよかった。

そしたらほずがこんなに苦しむことなかったのに…………。

今からでも、変えられるだろうか。

いや、絶対変えるんだ。

その後私は、本音で話をする由紀たちの元からそっと離れた。