ある日の帰り道。
学校から10分もかからない距離だけど、私たちは一緒に帰った。
ずっと話しているのに話題は尽きない。
そんな私たちの横を男女が手を繋いで通り過ぎていった。
私は思わずレイを見る。
そして、レイの手を。
レイの真っ白な手はとても綺麗な形だ。
触れたら…………繋いだら、どんな感じなのだろう。
そんなことを考えながら、目線を前に戻した。
――と、手がふわりと温かいものに包まれる。
心臓が高鳴る。
そっとレイの顔を覗きみると、特に照れる様子もなく前を見て歩いていた。
まるでこれが当たり前かのように。
私の目線、バレてたのかな。
そう思うと急に恥ずかしくなり、私は真っ赤になった顔をそらした。
でもやっぱり嬉しくて、優しく握られてるその手にそっと力を込める。
初めて繋いだレイさんの手は、あったかくて、とても安心するものだった。
学校から10分もかからない距離だけど、私たちは一緒に帰った。
ずっと話しているのに話題は尽きない。
そんな私たちの横を男女が手を繋いで通り過ぎていった。
私は思わずレイを見る。
そして、レイの手を。
レイの真っ白な手はとても綺麗な形だ。
触れたら…………繋いだら、どんな感じなのだろう。
そんなことを考えながら、目線を前に戻した。
――と、手がふわりと温かいものに包まれる。
心臓が高鳴る。
そっとレイの顔を覗きみると、特に照れる様子もなく前を見て歩いていた。
まるでこれが当たり前かのように。
私の目線、バレてたのかな。
そう思うと急に恥ずかしくなり、私は真っ赤になった顔をそらした。
でもやっぱり嬉しくて、優しく握られてるその手にそっと力を込める。
初めて繋いだレイさんの手は、あったかくて、とても安心するものだった。