ガチャ――・・・

その音をたどるとレイさんがいた。

私は手に持っていた銃を急ぎ隠した。

もしかして、今の話…………

聞かれてない…………よね?

まさか…………ハハッ

「あ〜っと、ちょっと…………一旦家入るね!」

     パタン

私は乾いた笑いを漏らしそう言うと、家の中に戻る。

どうしようどうしよう、こんな物騒なもの渡されても…………

だってこれでレイさんを殺せるんだよ!?

そんな武器…………いらない。

でも、突き返すことも出来なかった。

私は銃を玄関の棚に隠した。

とりあえず…………戻らなきゃ!

そうして私は再び扉に手をかけた。