本部の外で待っていると、萌々が2人のヴァンパイアを連れて出てくる。

・・・・・・!!・・・純血種・・・・・・

最初は驚いたものの、その人が纏う柔らかい雰囲気に“この方は大丈夫”と無意識に感じていた。

萌々が私から2人を庇うようにして立つ。

あのサミットの後だ、萌々の表情の理由には察しがついた。


車で家まで行き、2人をおろした後萌々に家に泊まるように促した。